多機能フィッシングプライヤーは釣り道具の中でも必需品と言っても過言ではないアイテムです。
例えば魚の口から針を外すときはプライヤー(ペンチ)があるとケガのリスクも減るし、比較的簡単に外せます。ラインを切るときははさみ等を使って切りますね。
などなど、通常は様々な道具をそれぞれの用途に合わせて道具を揃えなければなりません。すると、持ち歩く道具も必然と増えてしましますね。タックルバッグも無限に物は入りませんし、道具が増えればその分重くなります…
ですが、多機能フィッシングプライヤーはそれらの用途を一つにまとめた、とても便利な道具なのです。皆さんの周りにあるもので例えるなら十徳ナイフのようなものです。
今回はそんな超便利な多機能フィッシングプライヤーのレビューと僕が使い込んでいるプライヤーの紹介をしていきます!
まさに多機能!ゆきうさぎが愛用している多機能フィッシングプライヤーの機能を解説!
多機能フィッシングプライヤーは様々なメーカーさんから出ています。お値段もピンキリですね。機能もメーカーさんによって若干違うものもあります。そのため購入するときには自分が使いたい機能が付いているかよく確認してから購入しましょう。機能はパッケージなどに記載されているものがほとんどですので釣り初心者の方でもわかりやすいと思います。ここからは僕が実際に使っている多機能プライヤーを元に解説していきます!
機能その1.魚から針を外す
釣った魚の口から針を外すときにどうしても素手では外せないことがありますし、針を外しているときに不意に魚があばれてフックが自分の手に刺さってしまうこともあるんです!
特にルアーについているトレブルフックはリスクが高いです。また、よほどのことがない限り針も「かえし」が付いているものを使っていると思います。
プライヤーはそんな時に便利な道具です。プライヤーで針を掴むため、フックと手の距離が離れるのでフックが手に刺さるリスクを軽減することができます。ただし、リスクが0になるわけではありませんので、そこは細心の注意をしながら作業しましょう!
また、針を外す時間も短縮されるため魚へのダメージも軽減されるところはかなりありがたいですね。
機能その2.フックを交換するとき
ルアーのフックが錆びてしまったりフックが折れてしまったときなどにフックを交換しなければなりません。ルアーにとってフックは魚を掛けるために無くてはならない存在です。フックをルアーから外すためにはルアーとフックを繋いでいる『スプリットリング』や『アイ』と呼ばれているリングを外すします。その時に使うのが『スプリットリングオープナー』や『スプリットリングプライヤー』と呼ばれている道具です。
スプリットリングプライヤーの特徴はプライヤーの先端がL字型になっているところです。
このL字型の部分をリングの重なっているところへ押し込んでリングに隙間を開けてフックやルアーを外したり取り付けたりするのです。
この『L字型』の有無で作業効率が大きく変わります。
おそらくほとんどの多機能プライヤーにはこの機能も備わっていますが、中には付いていないプライヤーもあるので購入の際にはよく確認してください!
また、スプリットリングプライヤーをメインで使う場合には、スプリットリングのサイズに合わせて先端のL字型部分のサイズも変わりますので、よく確認するようにしましょう。
ちなみに僕はこの機能をメインに多機能プライヤーを使っているので、スプリットリングのサイズ毎に多機能プライヤーを持っています(笑)
機能その3.ラインを切る
ルアーや仕掛けを交換したり、リーダーを組みなおしたときなど、ラインを切る作業も少なくはないはず!そんな時にラインを切るはさみやカッターなどの刃物が必要になります。中には歯で切る方もいらっしゃいますが、はさみで切るほうがより正確で確実に切ることができますよね。
多機能プライヤーにはラインカッターも付いているものが多いです。
ただし、ここでも注意が必要なんです。
それはPEラインのカットが可能かどうかです。
僕の知る限りPEラインも切れるものがほとんどなのですが、中にはPEライン非対応のものもあるそうです…
ちなみに僕が使用している多機能フィッシングプライヤーたちは全てPEライン対応です!
あと、あまり大きい声では言えないのですが、僕はこの機能はほとんど使っていません!別に切れないからとかそういう理由ではなく、単純に専用カッター(はさみタイプ)のほうが使い勝手が良いためです(笑)
少しでも持ち物を減らしたい方にとってはありがたい機能ですし、多機能プライヤーのメイン機能の1つです!なので安心してお使いくださいね(笑)
機能その4.ガン玉の脱着
この機能は釣りの種類やスタイルによっては必要だったり必要なかったりな機能ですが、そこはさすが多機能プライヤー!というべきでしょう。
なんとガン玉を釣り糸に取り付ける際にガン玉を潰すためのくぼみがあるタイプもあるのです。
めったに使わない機能でも、いざ!というときにあると助かることもあるんですよね。
ちなみに僕はたまに使うこともあるので助かってます(笑)
機能その5.フィッシュグリップとして使う
釣りあげた魚の歯が鋭かったり、素手で触ると危険な魚もいます。
そんな時にフィッシュグリップがあると心強いですね!
多機能フィッシングプライヤーはフィッシュグリップにもなります。もちろんプライヤーのサイズによってはフィッシュグリップとして使えないものもありますので、全ての多機能プライヤーが使えるわけではありませんので注意が必要ですが、比較的大きいサイズの魚をターゲットにしている釣りでは仕掛けやルアーのサイズが大きいため、それに合わせたサイズの多機能プライヤーを選ぶので、プライヤー部分もそれ相応の長さがありますので大丈夫だと思います。たぶん(笑)
なぜたぶんかって?
実は僕、フィッシュグリップは専用のものを使っているんです!
これは好みもあると思いますが、フィッシュグリップは見た目も機能も専用のほうが使い勝手は良いです!
ですので、一応こんな用途もあるよーぐらいに知っておいてください(笑)
その他の機能
多機能フィッシングプライヤーのメインの使い方は上記の用途だと思います。ここからは用途とは違うのですが、あって助かった機能を簡単に紹介していきます。
落下・紛失防止
多機能フィッシングプライヤーは使用頻度が高いためバッグやバッカン、タックルボックスなどから出し入れする回数が多いです。使っているうちにどこに置いたかわからなくなってしまったり、釣り場によっては足場が悪かったりなど、様々な条件でうっかり手を滑らせて落としてしまったりなんてことも少なくはないと思います。
そんな時にあると非常に助かる機能です!
ほとんどの多機能フィッシングプライヤーには落下・紛失防止用のリーシュコードなどを装着できるようにリングが付いていたり、リングや紐を通す穴が開いていたりします。
この機能を活用すれば落下・紛失のリスクがかなり軽減されますよ!
僕は何度か水中に沈めてしまったり、どこかの釣り場においてきてしまったこともあります(涙)
材質
多機能フィッシングプライヤーは水辺で使うことが多いため、プライヤーの材質には気を使いたいところです!
金属の一番厄介なところは『錆』ではないでしょうか。錆びてしまうと動きが悪くなったり動かなくなってしまったり、最悪破損したりと、錆びることで金属の寿命が一気に縮んでしまいます。
とはいえ、ステンレス、アルミニウム、チタン、チタンコーティングなど、錆のリスクを極力なくす素材を使っているものがほとんどなのでそこまで心配する必要はないのかもしれませんが…
この辺りは自分のスタイルや好みで選んでも問題ないと思います。
また、釣行後のメンテナンスをしっかり行っていれば回避できる事象ではあるので、参考までに記載させていただきました!
ゆきうさぎが使っているプライヤーたち!
多機能フィッシングプライヤーの機能についてはおわかりいただけたでしょうか。
ここからはゆきうさぎこと僕が実際に使っている多機能フィッシングプライヤーたちを紹介していきます!上記でも軽く触れましたが、僕の使用用途のメインはスプリットリングオープナーとしてなのでプライヤーの種類は多いですが、魚種や釣りのスタイルで使い分けているので全て使っているものなので自信をもっておすすめします!(笑)
こちらはバス釣り、シーバス釣りで使用しているプライヤーです。
使っているルアーのサイズがフィネスから3/4ozぐらいの幅があるため、このサイズなら1本で網羅できる優れものです!
こちらもバス釣りで使っています。フィネス用の小さいルアーにはスプリットリングがやけに小さい物があるのであまり出番は多くないですが、あると便利です!
Haojiaho 釣り セット | フィッシングプライヤー (アルミ合金 針外し ラインカッター ロングノーズ 防錆)& …
こちらは海釣りでルアーを始めた時にAmazonで購入したプライヤーです。僕が購入した時はフィッシュグリップは別売りだったので、お得なセットが羨ましいです…
ちなみにこのフィッシュグリップも使っていますが、重量も測れてけっこう使いやすくて良いですよ!
こちらは僕が使っているプライヤーがAmazonで出てこなかったので、同サイズのものを載せました!
主にエリアトラウトで使っているプラグやスプーンのフック交換に使っています。
多機能フィッシングプライヤーは持っていると便利!
ここまで多機能フィッシングプライヤーの良さを語ってきましたが、いかがでしたでしょうか。
みなさんの使い方によっては本当に便利な機能を兼ね備えたプライヤーですので、これから購入を検討している方の参考になったら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます!